
![]() フランス原産 西洋梨のル・レクチエフランスのオレルアンの園芸家であるオーギュスト・レジュールはバートレットとフォルチュニの交配で1882年頃育成した。 著名な果樹研究家ルレクチエ氏にちなんで「ル・レクチエ」と銘々されました。 フランスでは現在、ルレクチェはマニアや公共的な庭園に見出されるくらいで商業的な栽培はされていない。栽培が不安定で毎年一定の品質が確保できないため経済的に引き合わなかったことからではないかと言われている。 |
|
新潟へやって来たル・レクチエ日本へは「白根」の小池左右吉氏により、明治40年頃輸入されたのが始まりです。 当初ルレクチェは「ロクチ」、「ルクチ」、「リョクチ」と呼ばれていました。正確なフランス語を話せるものがいなくてなまったものだろうと。新潟においても商業的な栽培が開始されるまで長い時間がかかった。にわかに注意目されたのは昭和41年ころ。 新潟県のブランド品目として位置づけられたのは昭和61年頃。 白根市(現在の新潟市南区)においても当時は試行錯誤の段階で栽培技術は安定してなかった。 そこでルレクチエ栽培農家の有志で西洋梨研究会を設立。栽培技術の確立、組織的な販売も軌道に乗り、市場の評価を受け高値安定で取引されるようになり生産が拡大していった。 ![]() |
|
![]() 繊細な手作業一つ一つの作業は手作業でル・レクチエは作られます。すべては冬の剪定から始まります。春に花が咲くと花粉付け、実が生ると余分な実を落とす摘果。新しく生えてくる枝を整理する「芽かき」や、果実を病害虫や傷から守るための袋掛け。秋になると収穫をして追熟させます。根気と集中力を必要とする重要な作業です。 全ては高品質なル・レクチエをお届けするためなのです。 |
|
追熟と透明な袋収穫が終わると約一ヶ月ほど追熟させます。ル・レクチエは寝かせることで、果皮がだんだんと緑色から黄色へと変化します。そして、ルレクチエ独特の食感と芳醇な香りがでてきます。追熟は湿度や室温や換気に気を配りながらします。この追熟における技術がル・レクチエ栽培の肝となるところです。 ル・レクチエは透明な袋に入れて出荷されます。外部からの刺激の非常に弱いル・レクチエを守るためです。これらも一つ一つが手作業です。 ![]() ![]() |
|
![]() ル・レクチエの特徴・果実に生理障害が出やすく、栽培には困難を極めますが、できあがった果実は緻密でとろけるような食感と、心地よい 芳香があり、ほのかな気品を醸しています。・収穫は10月下旬で、その後追熟に30~40日位を必要。 ・果皮が黄緑色から綺麗な黄色に変わる12月頃が旬となります。 ・糖度は15~16度以くらい。 ・貯蔵適温は10℃以下。乾燥しないように貯蔵して下さい。 |